HACCP/ISO取得・運用のワンストップサポート

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ISO45000認証取得

ISO45000S Support

労働安全衛生マネジメントコンサルティング

労働安全衛生マネジメントシステム規格ISO14000Sの認証取得をサポートしております。職場における労働安全衛生レベルを継続して改善しながら整えるための枠組みをつくります。

ISO45000Sとは

ISO45000Sとは労働安全衛生に関するISO規格です。2018年3月、OHSAS18001(Occupational Health and Safety Assessment:職業上の健康と安全に関する評価シリーズ)からISO規格化されました。 企業活動の中で労働安全衛生上のリスク(事故)が発生した場合、事後対策に膨大なコストが生じ、生産活動にも支障を来します。また、取引先、顧客、社員とその家族から信頼を一瞬にして失い、管理者・経営者の責任が問われ、社会的批判や裁判・制裁を受けることになりかねません。 ISO45000Sでは、このようなリスクを防ぎ、労災および労災によるロスを削減、軽減することはもちろん、組織全体に労働災害の防止の仕組を適用し、労働者の福利厚生や組織の効率を向上させるための労働安全衛生マネジメントシステムです。

ISO45000Sの内容を知る

ISO45000Sのシステムはコンプライアンスと各規格の要求事項に沿って構築します。規格要求事項は全10章から構成されており、システム構築に関わるのは4章〜10章です。以下では主にISO45000S特有の要求事項を中心に簡単に解説します。
IOS45000Sの構成は次のとおりです。

Plan
(計画)

4 組織の状況

 4.1 組織及びその状況の理解
 4.2 働く人及びその他の利害関係者のニーズ及び期待の理解
 4.3 労働安全衛生マネジメントシステムの適用範囲の決定
 4.4 労働安全衛生マネジメントシステム

組織のあるべき姿について明確にし、組織を取り巻く様々な状況(外部・内部からの課題、働く人や利害関係者からのニーズや期待)をまとめます。その上で、ISO45000Sを組織のどの範囲で構築するか「適用範囲」を決めます。

5 リーダーシップ

 5.1 リーダーシップ及びコミットメント
 5.2 労働安全衛生方針
 5.3 組織の役割、責任及び権限
5.4 働く人の競技及び参加

ISO45000Sでは、労働に関する負傷や疾病を防止し、安全で健康的な職場と活動を提供することに対してトップマネジメント(経営層)が強くかかわり、説明責任を持つことが求められます。(コミットメント) トップマネジメントは、労働安全衛生目標を定め、「東堂安全衛生方針」で表明します。各役割の責任や権限について組織図や業務分掌を整えて明確にします。また働く人が協議および参加できるよう、プロセスを確立します。

6 計画

 6.1 リスク及び機会への取り組み
 6.2 労働安全衛生目的及びそれを達成するための計画策定
 

「リスク=危険源」を抽出する
ISO45000Sは、何か問題が起きてから反応する「リアクティブ」ではなく、何か起こる前に対策をとる「プレアクティブ」の考え方が大前提とされています。問題が起こる前に「こんな事故が発生しそうだ(ハザード=危険源)」という可能性を予測し、自主的・能動的に対策をとります。(リスクアセスメント)
リスクおよび機会に備える
OHSAS18001では、労働安全衛生に関するハザード等についてのみ対処が求められていましたが、ISO45000Sでは、現場作業におけるハザードとは別に、マネジメントシステムの運用を通じて発生しうるリスクも考慮することが求められています。 組織のあるべき姿を目指し、システムを整えても、未来永劫それが達成できることはありえません。組織が「予期しない状況」について「リスク」あるいは「機会」と捉え、どのような機会やリスクがあるか、予期しない状況が生じたとき組織はどのように対処すべきかについて計画していきます。
  • 1:危険源(ハザード)の特定
  • 2:労働安全衛生リスクの特定
  • 3:労働安全衛生リスクの評価
  • 4:労働安全衛生機会の特定
  • 5:労働安全衛生機会の評価
  • 6:労働安全衛生リスクおよび機会の対策

7 支援

 7.1 資源
 7.2 力量
 7.3 認識
 7.4 コミュニケーション
 7.5 文書化した情報

「6.計画」を実施するために必要な支援体制を整えます。 これには組織内の資源(人材、インフラストラクチャー、環境、監視測定機器、知識など)、人々の力量や教育訓練体制、コミュニケーションの方法などが含まれます。また、これらを組織内の人々が共有し、組織外(第三者)に対して明確に示すために、必要な事項について文書化します。
Do
(実施)

8 運用

 8.1 運用の計画及び管理
 8.2 緊急事態への準備及び対応  

6章で明確にした危険源および労働安全衛生リスクに対して、実際に組織の各部署や各担当でシステムを運用できるように、具体的な計画や手順等の運用方法を整えていきます。(危険源の除去、代替案への変更、工学的対策、教育訓練、個人用保護具など)なお、運用中に変更が発生した場合に、危険源および労働安全衛生リスクに影響がないかどうかを確認します。また社内の作業者だけでなく、請負者、外部委託先の管理も考慮する必要があります。その上で、実際にトラブル等が発生した緊急事態へのプロセスを管理する必要があります。
Check
(チェック)

9 パフォーマンス評価

 9.1 監視、測定、分析及び評価
 9.2 内部監査
 9.3 マネジメントレビュー

労働安全衛生リスクを管理する過程(プロセス)に問題がなかったかどうかを、指標を決めて評価できるようにします。また法的要求事項を遵守しているかどうかも評価していきます。それらの結果をトップマネジメントに報告し、トップマネジメントは改善方向を指示して、プロセスを見直します。
Action
(処置・改善)

10 改善

 10.1 一般
 10.2 インシデント、不適合及び是正処置
10.3 継続的改善

「9.パフォーマンス評価」で、「6.計画」がきちんと実行されていない場合や、実行されていたとしても、よりよい方法があるか考えるために改善を行います。 トラブルが発生した場合に備え、その処置法と是正処置について決めておきます。ミスやトラブルといった不適合に限らず、時代の流れや組織を取り巻く様々な状況の変化に合わせ、システムを絶えずアップデートしていく仕組を作り、マネジメントシステムを最適化していきます。そのため、実際に発生したトラブルだけでなく、インシデントも管理対象に加え、予防処置の要素が強いのが特徴です。

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