ISO9000S認証取得フロー
ISO 9000S(品質)の認証取得・維持の流れをご紹介します。
STEP1:【基本】キックオフ | |
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取得範囲を決定する | 取得範囲の定め方により、ISO構築の期間、マニュアルの内容などが異なる。構築をスタートさせた後、取得範囲を変更することのないよう、最初に明確にしておくこと。 |
キックオフ宣言 | 全従業員に対し、経営者は「ISOを取得する」ことを宣言する。ISOでは、ひとりひとりの「責任」と「権限」を重視するが、中でも経営者は、最も大きな責任と権限を持つことが求められるため、キックオフ宣言は経営者自身及び全従業員に、その意識を持たせるための大切な儀式である。 |
STEP2:【準備】構築の体制づくり | |
ISO構築の中心となる担当者を決める | 推進責任者、事務局、プロジェクトメンバーを選定する。 ※実際にISOシステムを構築し、マニュアルを作る作業は事務局が中心となる。 |
ISOの知識を身につける | 社内の勉強会、研修等を開催し、ISO規格の解釈について学ぶ。 |
STEP3:【抽出】現状を見直す | |
業務の見直し | 現状の業務手順(製品の流れ、作業手順)について各部署にヒアリングを行い、業務の流れを整理する。 |
社内文書の確認 | 社内の規定類・文書のフォームや管理方法を確認する。 |
STEP4:【評価】管理すべき側面を明確に | |
管理側面を明確に | 「STEP3」の結果を踏まえ、管理すべき側面を明確にする。プロセスアプローチを行う。※業務のすべてを管理するのではなく、「管理するポイント」を決めていく。 |
STEP5:【計画】具体的対策へ | |
目標管理 | 管理すべき項目の中から、達成すべきテーマを選び、「誰が」「いつ」「何を」「どのように行う」といった具体的な内容を決定する。 |
マニュアル案を完成 | 手順書や帳票類の見直しおよび作成を行い、マネジメントシステムを構築し、マニュアルを完成させる。 |
各手順、対策を決める | ・不適合製品の管理を決める ・是正処置の対象と処置手順を決める |
STEP6:【実施】適正な運用のために | |
マニュアルを運用 | マニュアルができたら、それを運用する。数ヶ月「試運転」してみて、そのマニュアルが使いやすいものであるかを確認する。 |
内部監査員教育 | 自社内で「内部監査員」を選び、育成を行う。 |
教育訓練 | ISOマニュアルで規定した内容を遵守できるよう、社員に対して教育を行なっていく。 ※一人一人が「自分がすべきこと」を自覚できるような教育を行うことが大切。 |
STEP7:【監視】工程図どおりの運用 | |
マニュアルの見直し | 実際にマニュアルどおりにやってみると、「現場の状況にそぐわない」「必要なルールが記載されていない」といったことが判明することもある。そういった場合は、会社の状況にあわせてマニュアルを修正・変更していく。改善を重ねながら、より運用しやすく効果が出るISOに近づけていく。 |
内部監査の実施 | 内部監査員が、各部署にて内部監査を行う。※ISOマニュアルどおりに運用されているか、ISOシステムは組織の経営改善効果がきちんと出ているかを監査する。 |
データ分析 | 内部監査等を踏まえて、ISOの運用状況について検証する。 |
STEP8:【更新】システムをよりよく機能 | |
マネジメントレビューを行う | 改善の必要性と機会を考慮しながら、常に管理手段を確認し、効率的・効果的な改善を行なっていく。 |
マネジメントシステムを更新する | 更新したら効果を確認し、効果がある場合は文書を改定し根付かせるようにする。 |
審査認証
- 第1段階審査
- 第2段階審査
- 認定証の発行
※その後は毎年数回、社内において内部監査およびマネジメントレビューを行う。審査は毎年1回の維持審査と3年おきの更新審査がある。